プロジェクト概要

本プロジェクトチームの関心は、移動する特性を持つ視聴覚メディア/身体表現芸術(演劇〔話劇〕・映画・音楽・漫画・舞踊)が、対外戦争・内戦によって避難・離散・往来する文化人とともにいかに移動し、いかなるプロパガンダを担ってきたかという点にある。2012〜2017年、プロジェクトメンバーは日中戦争期から中国建国初期にかけて、上記の関心に基づき共同研究を行ってきた。

2018年より開始した本プロジェクトでは、上海・旧満州・重慶・台湾・香港を対象地域とし、近代戦前後の文化人大移動による諸芸術の変質を明らかにするという目的を引継ぎつつ、大勢の知識人が帰還・移住・亡命する1945年〜50年代にポイントを置く。従来、40〜50年代中国文芸研究は、日本人引揚・国共内戦・中台分断という政治社会的背景により、「断絶」面に重点があった。本研究では主として「継承」面に着目し、同年代視聴覚メディア/身体表現芸術およびそのプロパガンダ性の利用における連続性を明らかにすることを目的とする。

これまでの連携実績

  • 国際ワークショップ「移動するメディアとプロパガンダ:抗日戦争期から戦後にかけての芸術文化」(上海電影博物館の王騰飛研究員を招聘)名古屋大学、2018年3月11日
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  • 国際シンポジウム「1940年代戦時宣伝及媒体表象」北京・清華大学、2016年10月8日
    ポスター
  • 国際ワークショップ「日中戦争期における日中芸術のコラボレーション的展開」(四川省社会科学院の蘇寧教授、文天行教授を招聘)名古屋大学、2014年9月6日
    プログラム
  • 国際ワークショップ「抗戦期的文化人(抗戦期の文化人)」成都・四川省社会科学院、2013年9月11日
    プログラム
  • シンポジウム「移動する戦時メディア・プロパガンダ〜身体・音・映像〜(上海・重慶)」名古屋大学、2012年11月3日
    ポスター